最期の資産の遺し方、
大切だからこそ出てくる悩み
相続人や親族に残したいものは何?
遺贈寄付という豊かな資産の遺し方
次の時代を担う人や社会に貢献したい。
お世話になった学校に、地域に、社会に恩返ししたい。
そんな想いを実現でき、伝えることができるのが「遺贈寄付」です。
本来、亡くなった後の財産も自分で行き先を決めることができます。 遺贈寄付は遺った財産の使途を自分で決めることができ、人生最後のお金の使い方として、自分が作りたい未来や、応援したいコトに、最後のお金を託すことができます。
遺贈寄付はお金持ちがするものという誤解がありますが、生前のお金の心配をせずに、誰もが少額(1万円~)から想いとお金を社会のために使うことができます。人生で使わなかったお金の一部でできる、プライスレスなお金の使い方です。
遺贈寄付は自分の死後に残った財産から寄付するため、生前の資金に影響なく寄付ができます。また、遺贈寄付の遺言書を作成してもお金を残すことを約束したわけではないので、財産を残さなければいけないわけでもありませんし、途中で気が変わってやめることもできます。お金の心配をしなくてよいとしたら、自分は何をしたいかなと考えることから考えることができます。
遺言書を作成して寄付をした財産には相続税がかかりません。また、相続人が相続した財産も申告期限までに特定の寄付先に寄付を行うと、相続税がかからず、所得税も軽減される場合があります。
遺贈寄付をすると少額からでも、感謝状が送られたり、銘板で名前を残すこともできます。また、金額によってはオリジナルの形に残るものや、名前をつけた基金を作ることもできます。財産だけでは遺せないものを、社会や子孫にストーリーや生きた証として遺すことができるのも、遺贈寄付の魅力です。
最後のお金の使い方として少額の寄付を選択することで、親族からは「誇りに思う」「地域に貢献できてうれしい」といった声が寄せられています。全国調査でも8割の相続人が、好意的に受け止めていました。人生最期のプライスレスなお金の使い方です。
財産を整理する
まずはご自身の財産を整理しながら、 自分の理想とする寄付の方法を考えてみてください。 寄付の方法や寄付 先選びに迷った場合は、 専門家に相談したり、 日本承継寄付協会の無料相談窓口をご利用ください。
寄付先を決める
不動産や預金、 株式などの財産を、 どこに、 どれだけ寄付するか決めます。 寄付先の団体によっては、 不動産 や株式の寄付受入が難しい場合もあるので、 事前に確認が必要です。
遺言書を作成する
専門家に相談して、 遺言書を作成します。 遺言書は公証役場で作成する 「公正証書遺言」と、 自分で書く「自箪証書遺言」があります。 自箪証書遺言の場合は、 紛失や偽造を防ぎ、死後に遺言書の存在の通知が遺族に届く、 法務局保管制度の利用がおすすめです。 遺贈を確実に実現 するためにも、 遺言執行者の選任は忘れずにしておきましょう。
ご逝去後に遺言執行者が手続きする
ご逝去の連絡を受けた遺言執行者は、 相続財産の状況を調査し、 相続人や受遺者(寄付先)へ連絡をします。 遺言書を残すことによって、 故人の遺志を実現した、 スム ーズな財産の移転が行われます。
寄付先から領収書・感謝状が届く
遺贈寄付が実行されると寄付先から領収書が届きます。 相続財産全体の額が、 相続税がかからない限度額を超えている場合には相続税申告の際に必要になります。 相続開始から10か月以内に寄付がされるよう準備をしておきましょう。
現金1,000万円、自宅マンション(6,500万円相当)を子ども支援の国際NGOへ寄付
「みんなが幸せだと、僕も嬉しいんです」
食べるものがない、学校に行けない子ども達がゼロになって欲しいと思い、子ども支援の国際NGOへ寄付をすることに決めました。
世界には1日中働いて学校も行けずに過ごす子どもたちがいることを思うと、僕はあまりに恵まれすぎています。自分のことは必要最低限にして、余っているものは全て寄付をしたいと思い、昔から寄付を続けています。趣味の自転車だけは、まだ手放せずにいますが(笑)。
僕には子どもがいないので、アクションを起こさないと残った資産は国庫に入ってしまい、何に使われるかはわかりません。それよりも、生きているうちに使い道を決めたいと思い遺贈寄付の遺言書を書くことにしました。
死んだ後にも自分の財産が困っている人のために使われると思うと今から嬉しい気持ちになります。
現金30万円を地域の子ども食堂へ寄付
「ばあば、こんな人だったね」って笑いながら
思い出してもらえるように
孫が通っている子ども食堂へ寄付されるように遺言書に書きました。息子世代も大変だと思いますが、孫が大人になった時の世の中はもっと大変になっているんじゃないかなと心配です。これからの世代のために少しでも役に立てると嬉しいです。
寄付は資産家がするイメージだったのですが「1万円でも、自分の気持ちで良いんだよ」と息子に勧められ、それなら私にもできるなと。私はずっと専業主婦だったので、最後に社会にポンと足跡を残せた気がしてなんだか安心しました。
葬儀屋を営む息子が笑顔の多いお葬式もあると教えてくれ、私の時もそんな風になると良いなと思っています。子どもや孫たちが遺言書をみて「ばあば、こんなこと考えてたんだね」って笑いながら話してくれると嬉しいですね。
人生最期の豊かな選択肢、遺贈寄付をご検討の方は是非私たちへご相談ください。
「もっと遺贈寄付をよく知りたい」そんな方にはこちらもございます